2007年07月29日

第16回JAXAタウンミーティング in 座間 非公式メモ

先日の記事に書いたJAXAタウンミーティングだが、参加したのでメモををのっけとく。
インターナルな日記に載せるものでもないしね。

立て看板

概要説明の途中から入ったのでそれ以降の話となる。
あくまで非公式メモなのであんまり信用しないように。
公式版はJAXAのこの辺[jaxa.jp]に公開されるはず。
あと写真撮ってる人がいたから多分その方の公開を待った方がよいかも。
どこかは不明、さっさか帰っちゃったので話きけなかった。

ちなみにJAXAのタウンミーティングはやらせなし、ガチだぜ。
楽しいね。

以下、とても長いので注意。

------------------------------------------------
第16回JAXAタウンミーティング in 座間
〜宇宙を語ろう〜
------------------------------------------------
日 時:2007.07.29 13:30〜16:05
場 所:座間市公民館3階集会室
主 催:JAXA, 座間市教育委員会
登壇者:矢代清高 (JAXA広報部長)
    坂田公夫(JAXA理事)
    川口淳一郎(JAXA宇宙科学研究本部教授・
    「はやぶさ」プロジェクトマネージャー)
    !敬称略!
参加者:60名程度
  記:novyasunsky
------------------------------------------------
 
■JAXAの概要説明(矢代広報部長)
ごめん途中からしか聞いてない
相模原に惑星探査系の拠点
ツクバに宇宙ステーションに取り付けるきぼうの管制があるとか
調布に航空機の研究部門があるとかそんな感じ
 
■第一部 航空機開発について (坂田理事)
・航空機の発展
 戦前まで日本はけっこうすごかった
 終戦前にはジェットエンジンまで作ってた(ドイツのコピーだけど)
 戦後はYS作ったけどその後ちょっと...
 
・YS後の航空機開発について
 STOLとか2年前にオーストラリアで超音速機の試験をやったよ
 
・787について
 ボーイング787の35%は日本製
 特に主翼の複合材はすごい、他では作れない
 
・エンジン
 V2500っていうベストセラーのエンジンの20%は日本製
 燃焼系の前の方を作っている
 全部を日本製にしたいので開発支援中
 環境-低騒音・低NOX,CO2でいく
 
・で日本で航空機作れるの?
 航空機開発にあたっては風洞とか各種実験設備が必要だが
 大体日本に揃っている
 
・JAXAの役割は
 ├エンジンの開発支援
 └運航技術の確立支援
 
・その他将来の技術開発
 ├超音速機
 └VTOL
 アメリカと同じ事やっても勝てないので2点にしぼる
 
・具体例1.MRJ
 三菱が機体製造
 お家芸のカーボンで
 70-90席位
 エンジンは石播
 
・具体例2.超音速機PJ
 ・第一期は終了
  シミュレーションでの機体設計技術の確立
  これの実証の為にオーストラリアで飛ばした
  1回目は切り離しで失敗したけど2回目で成功
 ・第二期2007〜2013年
  エンジン1個のものを飛ばす
 
●質疑応答
Q.エンジン作るってはなしだけど燃費はどうなのよ?
 もちろん考えている
 低CO2 = 燃費向上ととらえてもらえれば
 
Q.日本がジャンボクラスの飛行機作れないのはなんで?
 ・現在は200〜300人乗りが主流
  A380にしても売れてない市場に参入してもなぁ
 ・空港のシステムが問題
  搭乗のシステムとかエアバスとボーイング式の2種類ある
  今更そこに新しいシステムを入れろって言うても無理
 ・工場の問題
  ジャンボクラスだと工場の敷地どえらい大きさが必要
  大体、羽田空港位の大きさが必要
  そんな広大な場所はちょっと確保できない
  中・小型機なら作れるんだけどねぇ
 
Q.コンコルドが退場したのに今更超音速?あと滑走路は既存のもの使えるの?
 ・高速化は将来的に必要
 ・特に日本のロケーション、諸外国から遠い
  時間距離を詰める意味でも超音速機は有効だ
 ・超音速機開発は未だ枠組みが出来ていないので、
  今のうちに技術蓄積しておけば大きなチャンスとなる
 ・滑走路は3000mで考えている
 
Q.ソニックブームはどれだけ抑えられる?
 ・対コンコルド比1/3、ただし大きさに依存
 ・これが対コンコルド比1/6位になれば陸上飛んでも問題ないのでは
 ・2013年に国際機関で衝撃波の基準を策定する
 
Q.超音速機のSPECはどうする、MIL?
 まだ実機をつくる訳ではないので何とも言えないが
 ISOとか国際的なもので行くのではと考えている
 
Q.超音速機の高度はどれくらいを想定している?
 18km位
 この辺だと空気が薄いので抵抗が少ない
 
Q.電気推進ってどうなの?
 ・電気モータで飛ばす
 ・機内のサービス電源としての燃料電池
 について研究中
 
Q.小型機を日本で作るっていうてるけどコンペチターは?
 敵は意外と少ない
 ボンバルディアとエンブラエルが今ある小型機を大きくするアプローチで作ってる
 でも敵ではない、勝ち目はある
 
Q?戦前作ったジェット機は橘花だと思うが1箇所菊花になってた
 誤字です、ごめんちゃい
 
■第二部「月から太陽系探査へ」(川口教授)
・この夏かぐや
 ・3トン
 ・14種類の観測装置
 
・各国の月探査計画について
 米:'20年までに再び有人飛行
 日:セレーネ2を検討('12〜14年)
 中:嫦娥計画、色々飛ばすみたい
   ↑
   月に流されたお伽話らしい
・ここでApollo12 & Surveyor3の写真
     ↑     ↑
     15トン   300kg
 月探査のサーベイヤーから8年後に有人飛行している
 すごい勢いでの開発だ
 ちなみにかぐやも8年...
 
・イトカワについて
 ・揺さぶられて出来た形跡
  (岩の間に細かい砂が詰まっている)
 ・これはブラジルナッツ効果と呼ばれる
  (大粒と小粒の2種類の物を瓶にいれて振ると大粒の物が上に移動する現象)
 
・エンジンの原理
 ロケットで燃焼させるのは分子の運動速度を上げる為なの
 →電磁加速ならもっと速くできるぜ
 
・はやぶさについて
 現在4000万kmの位置
 実は今結構地球に近い、これから遠ざかる
 今夜(7/28晩)2年半ぶりに第3エンジンを起動してみるよ
 
・今後の計画
 ・将来は資源採掘
  深宇宙港をL2点に
 ・ソーラーセイル
 ・はやぶさ2
  2013年に飛ばしたい
 ・金星の気象衛星
  PLANET C
  2010年くらい
 ・水星探査機
  BepiColombo
  欧州と協業
  2013年位
 
・余談
 今の学生は地学を学ばない
 イトカワにしても観測対象は地表とか内部構造とか地学の範疇
 今後が不安...
 
・宇宙開発をめぐる議論
 ・何か役に立ってるの?
  →太陽電池、燃料電池、CDの圧縮エラー訂正とか
 ・「創発・教育」は国の興隆を
  教育はとてもクイックな効果がある
  今小学生のお子さんが高々8年で大学だもの
  セレーネ(かぐや)作るのに8年もかかってるんだからそれに比べたらねぇ
 ・月・惑星探査
  科学技術の発展につながるよ
 
●質疑応答
Q.はやぶさのサンプルリターンは成功したの?
 弾丸は発射されていないので確率は低い
 ただ着陸の際のバウンドで塵が確保できているかもしれないので一応蓋は閉めた
 
Q.恒星間飛行のエンジンはなによ、やっぱイオン?
 原子力による光子推進かなぁ
 人間は乗らない
 
Q.公転って左回りだけなの?
 いや、うずまき銀河の観測結果によると半々、偏りは無い
 
Q.M-Vやめちゃったけど固体ロケットってもうやんないの?
 いや、やるやる
 前のは高かったので何とかする
 2010年過ぎには飛ばしたい
 
Q.地球全体を見渡すにはどれくらいの高度が必要?
 まぁ視野とかあるけど
 ひまわりで撮影できているので3万kmもあれば十分
 
Q.子供が宇宙ゴミの回収マンガを読んでいるのだけど現実は?
 ゴミの監視をしている
 宇宙ステーションにぶつかりそうになったら高度を調整して回避している
 速度がすごく速い(7km/s)
 中国が衛星爆破実験をやったので増えた
 あとゴミ自体の衝突でも増える困ったもんだ
 
Q.かぐやで月の裏を調べるって話だけど何で?
 月の表側は不毛だが裏側は資源がありそうなので探査する
 
Q.イトカワ揺さぶられたって話だけど何が揺すってるのよ
 地球上に氷の粒とか石とかが10トン/日で降ってきている 
 多分イトカワにも降り注いでいるはずで、これが揺すりの原因
 現に表面を観察すると何か細かい粒がぶつかってすりガラス状みたくくすんで見える
 
Q.はやぶさ2について詳しく!
 現行はやぶさの姉妹機として設計期間の短縮を図る
 目標はイトカワと同じS型の小惑星ではなくC型
 
Q.はやぶさMk2って?
 2010年代末目標
 新規設計で大型機となる
 ヨーロッパと協業
 ほうき星からのサンプルリターン
 
Q.宇宙関連の予算が少ないけど何か手はないの?俺は総務省にメールしたよ(笑)
 色々かけあっているがなんとも
 だが、JAXA外からの意見というのはかなり効く
 的外れでも効く
 
Q?予算が少ないという事にかんして資料が分かりにくいよ
 GDP比の資料を出す
 米:0.3%位
 露:0.1%位
 仏:0.1%位
 印:0.07%位
 伊:0.07%位
 日:0.05%
 イタリアより少ないってどうよ
 
以上


*0730 追加
メモは誤記及び抜け多数だと思うので指摘したい方はコメント欄に

感想を以下に追記する

会場であるところの座間市公民館が遠かった(笑)

飛行物の研究を超音速機と垂直離陸機に絞るという辺り、まだまだ一発やってやるという頼もしさと共に予算不足をひしひしと感じた。STOLやめちゃったのは予算なのかなぁ。
あと、大丈夫か?という記事を読むことが多いMRJに商機ありという事にちょっと驚く。
確かに1000〜2000機と言われる中小型機市場の内、2割でも取れればいいんだからチャンスといえばそうなのかも。
何としても飛んで欲しい。

かぐやは例のトラブルで延期だがちゃんと飛ぶみたい。
打ち上がってからすぐに月に向かうのかと思ったらそうじゃなく、数日は地球周回軌道でチェックするのね。

はやぶさも安定しているようだし、それに固体ロケットは無くならないんだと安心した。
あ、天然ガスロケットは...。

にしても、会場はお年を召した方が多かった。
せっかく夏休みなんだし対象を小学校高学年以上にすれば良かったのに。
きっと小学生は目をキラキラさせて聞き入ったと思う。我ら年寄りはもうだめでござるよ。

そうそう帰り際アンケートに答えたらピンバッジを頂いたのだ。
かぐや祈願
クオリティ高し。
これ売ればいいのに。


**0802追記
はやぶさまとめニュースに捕捉されていた。速い。
ハイゲインのアンテナだなぁ。
2007/07/29 16:37 | カテゴリ: 天文宇宙 | コメント(0) | TrackBack(0)

2007年07月25日

JAXAタウンミーティング

マイヨジョーヌ・マジックによるラスムッセンのTT性能向上度合いについて書こうと思ったのだけど、どうにも眠いので全く関係ないことを書いて寝る。

JAXAのタウンミーティングが7/28(土)にあるそうだ、座間で。
「第16回JAXAタウンミーティング」 in 座間 〜宇宙を語ろう〜 の開催について

本拠地の淵野辺を外すのは分かる。
しかし相模大野でも厚木でも秦野でもなく座間。何故に?

よく分からないけど神奈川県央で、はやぶさでおなじみの川口プロマネの話が聞けるのは貴重(オープンキャンパスあったよ、という話は聞かなかった事にする)

主催の座間市教育委員会に問い合わせたところ、別に座間市民じゃなくてもOK、まだ空きがあるから歓迎ですよという事。
さぁ早めに電話して申し込もう。


*0729追記
参加した。
内容は、非公式メモ に。
2007/07/25 00:52 | カテゴリ: 天文宇宙 | コメント(0) | TrackBack(0)