2008年09月25日

北京五輪自転車男子TT短評

エヴァンスに総合獲得の目はあったのか企画に続き蔵出し第二段、北京オリンピックの男子TT短評。落ちがないけど公開。

北京オリンピック自転車男子TTでカンチェラーラは金メダルを獲得した訳だが、その走りは圧倒的なものではなかった。いったいどのような走りだったのだろうか、確認してみよう。

例によってデータは公式サイトをあたっている。
beijing2008[beijing2008.cn]

コースは23.5 km + 23.8 kmの周回で争われた。
マップが無いのでコースの詳細は不明。

まずはヒストグラム。
beijing2008_Mens_ITT_histgram
-------------------------------------
Name Time 偏差値
-------------------------------------
1 CANCELLARA Fabian 1:02:11 71.0
2 LARSSON Gustav 1:02:45 68.2
3 LEIPHEIMER Levi 1:03:21 65.1
4 CONTADOR Alberto 1:03:30 64.4
5 EVANS Cadel 1:03:35 63.9

12 ZABRISKIE David 1:05:18 55.1

22 BRUSEGHIN Marzio 1:06:21 49.8

24 MIZUROV Andrey 1:06:32 48.8

39 BEPPU Fumiyuki 1:11:05 25.5
-------------------------------------

各セクション毎の上位選手の速度を算出した結果。
beijing2008_Mens_ITT_average_speed


カンチェラーラの速度を1とした場合の速度比。
beijing2008_Mens_ITT_speed_vs_CANCELLARA


●分かること
・セクション1,3の速度が35km/h台に落ちているので勾配があると推測される
・この2区間においてカンチェラーラは伸び悩む
・一方ラーションとコンタドールはカンチェラーラを引き離している
・セクション2,4は速度が60km/hに達しているので平地あるいは下り基調だと推測される
・この区間においてはカンチェラーラが圧倒的な速度で他選手を突き放している

★まとめ
・カンチェラーラは上りが苦手
・上りが比較的多いコース設定の為圧倒的な差が生まれなかった
・逆にカンチェラーラに勝ちたいのであれば山岳TTか全行程の過半が登りのTTで勝負を挑むとよい
・ラーションとコンタあとライプハイマーなら勝機がある
・枠があるからってTTスペシャリストでもない人を出場させるのは酷だ
2008/09/25 01:04 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2008年09月21日

エヴァンス総合獲得という目はあったのか検証

今頃ツールの話かよ企画。

今年のツール・ド・フランスも定位置獲得となったエヴァンスだが、第19ステージ終わった時点では1分34秒差を逆転出来るさという楽観的なコメントを残していた。
結局第20ステージのTTにおいてエヴァンスは思ったほど伸びず、29秒しか詰める事が出来なかった訳だが、もし第4ステージ並みの成績をたたき出した場合逆転したのだろうか。計算してみよう。

データは公式サイトから拾ってきている。
Tour de France 2008[letour.fr]

まずは第4ステージの結果。

2008_Tour_de_France_Stage4_hist.png
-------------------------------------------
N. Name. # Time 偏差値
-------------------------------------------
1 SCHUMACHER Stefan 111 0:35:44 74.0
2 KIRCHEN Kim 41 0:36:02 71.7
3 MILLAR David 198 0:36:02 71.7
4 EVANS Cadel 1 0:36:11 70.5
5 CANCELLARA Fabian 13 0:36:17 69.7

28 SASTRE Carlos 11 0:37:27 60.7
-------------------------------------------
エヴァンス速い。

次に第20ステージ

2008_Tour_de_France_Stage20_hist.png
-------------------------------------------
N. Name. # Time 偏差値
-------------------------------------------
1 SCHUMACHER Stefan 111 1:03:50 75.0
2 CANCELLARA Fabian 13 1:04:11 73.6
3 KIRCHEN Kim 41 1:04:51 71.0
4 VANDEVELDE Christian 191 1:04:55 70.7
5 MILLAR David 198 1:05:27 68.6
6 MENCHOV Denis 131 1:05:45 67.4
7 EVANS Cadel 1 1:05:55 66.8

12 SASTRE Carlos 11 1:06:24 64.9
-------------------------------------------
エヴァンス遅れる(70.5→66.8)、サストレ伸びる(60.7→64.9)。



さてここからが本題。1分34秒差を逆転する事は可能なのだろうか?
第4ステージの平均と分散から、エヴァンスの分布確率は2.0%、サストレは14.1%と分かる*。
これを基にあれこれ考えてみる。


●現実
2008_Tour_de_France_Stage20_plan1.png
エヴァンス 1:05:55
サストレ 1:06:24
-------------------
00:29

29秒差
⇒現実は厳しい


■案1:エヴァンスとサストレが第4ステージ並の力関係なら
2008_Tour_de_France_Stage20_plan1.png
エヴァンス(速) 1:04:58
サストレ(遅) 1:07:27
-----------------------
02:29

2分29秒差
⇒逆転!!


■案2:エヴァンスが第4ステージのような快走を見せたら
2008_Tour_de_France_Stage20_plan2.png
エヴァンス(速) 1:04:58
サストレ 1:06:24
-----------------------
01:26

1分26秒差
⇒逆転ならず


■案3:サストレが第4ステージ並みの結果なら
2008_Tour_de_France_Stage20_plan3.png
エヴァンス     1:05:55
サストレ(遅) 1:07:27
-----------------------
01:32

1分32秒差
⇒逆転ならず


★結論
エヴァンスとサストレが第4ステージ並の力関係であれば逆転できたが、それ以外のパターンにおいて逆転は厳しい事が分かる。
いくらエヴァンスが速くてもサストレの伸びに太刀打ち出来なかったし、エヴァンスの遅れはサストレが別にマイヨジョーヌマジックを発揮しなくても勝てる位致命的なものであった。
なんとも残念な結果である。
しかし永遠の2位というのは甘美な響きだ。まるでヤン(ry
来年はエヴァンスを応援するよ。

*計算
Excelで正規分布確率を求めている。検証は各自で。
2008/09/21 20:34 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2008年04月20日

2008北のクラシック3連戦完走者リスト

エースにホイールを渡して消えていったアシストに捧ぐ企画。

ロンド・ファン・フラーンデレン、ヘント〜ウェベルヘム、パリ〜ルーベとクラシック3連戦だった訳だが、出場者がけっこう被っているように見えた。
例えばボーネンとか全部出場している訳で。

さて、このクラシック3連戦全戦完走した選手はどれくらいいるのでしょうか?
ちょっと集計してみましょう。
*データは各レース主催を当たって収集しています。

結果。
51人!おお、多い。
2008北のクラシック3連戦完走者リスト[geocities.jp]

各レース200人弱出場しているので、スタートリストから無作為に4人抽出すれば1人は3レース完走しているという事です。
みんな結構がんばっています。
今回は3レースだけでまとめたけれども春のクラシック全部完走したなんて人いるのかもしれない。
2008/04/20 01:35 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2008年02月02日

ProTourに占めるプロコンチネンタルの割合

ジロ出場チームが発表になったようで、いよいよアスタナの受難が始まった感がある。
もう中身はディスカバリーって分かってるんだから、サボやんでジロ制したのはどのチームだとか言ってやればよかったのに。
って彼はL.P.R.に移っちゃったか。

我々に出来る事は何もないので、昨年の状況はどうなっていたのか振り返っておこう。
プロコンチネンタルチームの含有率がどの程度か押さえておかないと何も語れない。

2007ProTourPCTContentRate.png

Race NameALLP TPCTPCT
content rate(%)
Paris-Nice201915.0
Tirreno-Adriatico2219313.6
Milano-San Remo2520520.0
Tour des Flandres2520520.0
Vuelta al País Vasco2320313.0
Gent-Wevelgem2520520.0
Paris-Roubaix2419520.8
Amstel Gold Race2320313.0
Flèche Wallonne2419520.8
Liège-Bastogne-Liège2419520.8
Tour de Romandie212014.8
Giro d'Italia2219313.6
Volta a Catalunya2520520.0
Critérium du Dauphiné Libéré191900.0
Tour de suisse212014.8
Tour de France211929.5
Clásica San Sebastián2219313.6
Deutschland Tour2219313.6
Vattenfall Cyclassics211929.5
Eneco Tour211929.5
Vuelta a España2118314.3
GP Ouest France - Plouay2320313.0
Tour de Pologne222029.1
Züri Metzgete    
Paris - Tours2317626.1
Giro di Lombardia2417729.2

PT:ProTeam
PCT:ProContinentalTeam

■考察
・レースに占めるプロコンチネンタルの割合は大体1〜2割
・最多のロンバルディアで3割弱
・だから14+7という構成はちょっと過剰。
・プロコンチネンタルが33%というのはどうだ。
・というか去年のジロは22チームだったので1チーム減ってる
・ドーフィネと同じ理由?

まぁツールの出方を見よう。
2008/02/02 22:12 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2008年01月24日

とりあえずProTeam選手一覧だけ

素敵すぎる、チームアスタナ(Jr.)[Mas Cicismo News]。
アスタナの数%はフォナックなのだから混ぜてもらう訳にはいきませんか?
(ごめんなさいごめんなさい)

ちょっと残念なフォナックファンは放っておいて、今年はもうProTour開幕ですって。

とりあえず、UCIのProTeam紹介ページ[uciprotour.com]を元に選手一覧表作ってダウンアンダーに出場している人の傾向を出そうと思ったのだけど、Team CSCだけライダー欄が空白。UCI何してんだよばかー。

彼らは頼りにならないのでCSC公式[team-csc.com]に当たってProTeam選手一覧作った。
UCI_2008_ProTeamRiderList.txt

タブ区切りUTF8txt。
ローカルに保存してメモ帳で開けばエクセルに楽々貼り付け可能。わぁ素敵。
テキストは嫌という人向けには、htmlも用意した[geocities.jp]。
内容は同じ。

と、ここで力尽きた。
オーストラリア人の参加率はやっぱり高め?とかいう話はそのうちやります。
なぁに今年は始まったばかりよ。


■その他だらだらと
・ばかとか言ったけどUCIによるチーム紹介記事は参考になる。
・TeamCSC。公式では28人だがCNデータベース[cyclingnews.com]では27人。
・これはCNの罠か?
・Ag2rのバイクがBHに変わったが、この画角では分からない[cyclingnews.com]。
・ただジャージの袖口にBHと書いてある。
・あ、BH(US)にAG2Rモデル[bhbikes-us.com]があるな。
・astana.eu復活せず。いつまで監督の下[johanbruyneel.com]に居候するのよ。
・ミラーもザブやんもProTeamにいない。
・スリップストリームってバックにすごい組織とかあるのか?
2008/01/24 01:27 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2007年11月08日

2007スイス人のProTour参加傾向について

シーズンオフはデータ整理なんてどうでしょう。
手始めに途中までやってほったらかしのスイス人のProTour参加率(傾向というべきか)についてまとめます。

自国開催レースはその国の人の参加率が高くなると申しますが、正味の話どうなのよ、と誰しも気になる訳で。
スイス人を例に確認しましょうというのが今回の目的。


ProTeamに所属する選手567人中、スイス人は18人*1であり、これをレースの総参加者数にかけあわせれば期待値が出る。
よって参加率は以下の様になる。

 スイス人参加率 [%] = スイス人の参加数 / (レースの総参加者数*18/567) *100

(ここでいう人数にプロコンチは含まない)
各レース毎の参加率を求めてグラフを描いてみると以下の通り。

2007スイス人のProTour参加率について

ツール・ド・ロマンディとツール・ド・スイスの参加率は200%超であり、期待値の倍以上の人数が参加している。

ツール・ド・ポローニュ後は低めに推移するが
これは早めのシーズンオフによるものか、アスタナがレースから弾かれたせいかどちらが主要因なのか分からない。

ま、何にせよ自国開催レースの参加率は高いという予想通りの結果となった。
よしよし。
同様の事をフランス人やスペイン人やイタリア人で計算してみるとまた違った傾向が見られて面白いかもしれない。



*1
スイス人総数、前回までの計算では19人と記載していたが18人に訂正。
QSIのSANTAROMITA Ivanをスイス人とカウントしていたのだが、イタリア人のようで...。
だ、だってUCIの資料にはSANTAROMITA Ivan(SUI)って書いてあるし。
UCIによるQSI紹介[uci.ch]
(よい子は横着せずにちゃんと1次資料にあたりましょう)
2007/11/08 01:46 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2007年10月21日

Unibet.comの憂鬱(まとめ)

好調ですUnibet.com(ヘラルド・サンツアーで)

ジロ・デ・ロンバルディアも出場かなわずProTourは終了。
結局ProTour参戦率は何%になったでしょうか。

Gloomy Unibet.com 2007 overall

Unibet.comのProTour参戦率は、151ステージ中60ステージで 40%。
UCI vs 3大ツール主催者の抗争に巻き込まれこんな低い値になってしまいましたとさ。

よそのチームみたいにドーピングでひっかかった訳でもないのに、とても不条理。
UCIは責任とってProTour団体総合災難賞くらい進呈すればいいと思う。

そして次標的にされそうな気がしてならないアスタナにおかれましては、くれぐれもご注意なさってください。
あいつら容赦しないっすよ。
2007/10/21 03:41 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2007年10月05日

UCIの例の誓約書にサインした選手(Team別)1002版

世界選手権後に何か動きがあるかと1日待ってみたが変化なし。
例の書類のサイン状況を確認しよう。

データはUCIの署名済み選手一覧[uci.ch]から取得。
10/2 23:00(JST)のもの。

グラフはProTeam選手のみで、スタッフも省略している。
また署名騒動の前に解雇されたバッソとゴンチャールも省いて計算している。

UCIの例の誓約書に署名した選手(Team別)1002版

ProTeam選手の人数は全く変化なし。
収束した。

全員署名済みのチームも当然変わらず以下の通り
・T-Mobile
・クレディ・アグリコル
・Ag2r
・FDJ
・コフィディス
・プレディクトール・ロット
・ゲロルシュタイナー
・ラボバンク
・ミルラム
・ブイグテレコム
・Team CSC
・Discovery Channel
・Liquigas

9/1比+0名でTotal541名。
全選手中で署名した割合は95.8%。

やい前回96.1%って書いてたじゃないか、という指摘はおそらく来ないと思うが一応釈明しておく。

Lampreが2名(Roberto LONGOとMauro SANTAMBROGIO)、Discorveryが1名(John Devine)新加入していました。
分母が増えたので気持ち署名率が下がった、と。

どうも8月〜9月に移籍があったようです。や、全く気がつかなかった。
というか期の途中で移籍とかあるんですな。


あと、プロコンチも押さえておこう。
こちらは変化あり。

9/1付で署名選手が存在したのは以下のチーム
・Agritubel
・Barloworld
・Karpin Galicia
・Relax Gam
・Team Slipstream
・DFL-Cyclingnews-Litespeed
・Elkhaus-Simplon
・Navigators Insurance Cycling Team
・Skil-Shimano
・Team L.P.R.
・Team Volksbank
・Tinkoff Credit Systems

新たに下記2チーム追加
・Andalucia-Cajasur
・Tenax

人数に変化があったのは
・Team L.P.R. : 2(+1名)
・Barloworld : 15(-1名)

そう、Barloworldの減少はRyan Cox。
これは切ない。


☆過去のデータ
0630版
0702版
0703版
0704版
0705版
0706版
0801版
0901版
2007/10/05 01:35 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2007年09月30日

世界選手権男子タイムトライアルを解析

録画したブエルタを見ていたらうっかりこんな時間になってしまった。
ロードが始まる前に先日のTTを押さえておこう。


世界選手権男子タイムトライアル
基本情報
距離: 44.9km
Average: 59:56.48
σ: 02:05.763
有効人数: 69人

コースマップ[radwm2007.com]
結果(*PDF注意)[uci.ch]

アップダウンが多いコース。
中間計測は3回。

では、ヒストグラム。
横軸時間。

2007 UCI Road World Championships TT Elite Mens histgram

いつもぶっちぎりで分布から孤立するカンチェラーラが今日は枠におさまっている。
やはり雨にびびったか。


あと、偏差値。
 N.  Name                     CON  偏差値
-----------------------------------------
1 CANCELLARA Fabian SUI 70.3
2 BODROGI Laszlo HUN 66.1
3 CLEMENT Stef NED 65.7
4 GRABSCH Bert GER 64.6
5 LANG Sebastian GER 64.1
6 GUSEV Vladimir RUS 61.8
7 GUTIERREZ PALACIOS José. ESP 61.0
8 MIZUROV Andrey KAZ 60.5
9 KIRYIENKA Vasili BLR 60.5
10 WIGGINS Bradley GBR 59.9

12 ZABRISKIE David USA 59.6

18 MILLAR David GBR 57.6

40 MA Haijun CHN 48.8
41 ASKARI Hossein IRI 48.6

48 BEPPU Fumiyuki JPN 45.6

-----------------------------------------
世界選タイムトライアル偏差値一覧(*PDF注意)

ツールでは偏差値85までいったカンチェラーラが今日は70止まりである事からも、抑えていた事が分かる。

ほか
・ミズロフ良好
・山がちなのにウィギンスが健闘
・ザブやん沈む
・ミラーはまぁこんなものか
・MAとかアスカリとか別府のアジア勢は下位に沈む


また、
今回は中間計測が出ているので上位選手の速度差をプロットしてみよう。
各計測間の平均速度を求めてプロットしている。

2007 UCI Road World Championships TT Elite Mens Averageg speed

Start-Split1、及びSplit2-3間が上りである。
これにより平均速度に差が生じている。

いつもなら全力のカンチェラーラ、今回は他の選手のスピードより少し速いくらいをキープしている。
あとSplit2-3においてグラブシュがファステストをたたき出している事も注目したい。

分かりにくいのでカンチェラーラを1としてプロットしてみたのが次のグラフになる。

カンチェラーラと比較

グラブシュはSplit2-3間で、1.01カンチェラーラ。
瞬間最大風速的ではあるがカンチェラーラを上回った。

また、クレメントはほぼ全域でボドロギを上回っていたがSplit3からゴールまでの下り区間で速度に乗れず、順位を落とすことになった。
おしい。

ミラーはそこそこだったが後半の上りで完全に失速している。

ちなみにこの指標でいくと別府fumyはOverallで0.92カンチェラーラ。
もう少しふんばって欲しかった。
2007/09/30 19:14 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2007年09月26日

ブエルタ・ア・エスパーニャ2007 第20ステージを解析

世間的にはすっかり世界選手権という感じだが、ブエルタの20ステージ個人タイムトライアルの結果を見ていこう。
また、後半でサンチェスに"スーパー"の称号を授けてよいのかどうか検討する。

ブエルタ・ア・エスパーニャ2007 第20ステージ
基本情報
距離: 20km
Average: 24:13.17
σ: 00:54.01
有効人数: 145人

コースマップ[lavuelta.com]
結果[lavuelta.com]

コースマップの上方にあるテキストには"(25 kms)"と書いてあるがこれは嘘なので惑わせられないようにしたい。

ヒストグラム。
横軸時間。

2007_Vuelta_a_Espana_Stage20_histgram

分布に歪みがみられる。

上位の選手は必死に番手争いを繰り広げるが、その他大勢はタイムアウトで足切りくらわなければいいや程度の力で走る。
すると上記のようなある程度の時間でストンと落ちる分布となる。

こういった偏りは山岳TTでよく見られる。
(山岳の場合はもっと歪むが)
ド平坦のステージでこんな分布が見られるとは。とても興味深い。

まぁ20ステージ走ってきたしねぇ。
力抜くわ。

どうでもいいが普通であればタイムアウトであろう27:30辺りの選手も救済されて無事完走を果たしている。
これがスペインクオリティってやつか。

あと、偏差値。
  N. Name                   TEAM 偏差値 (プロローグ)
-----------------------------------------------------
1 SANCHEZ, Samuel EUS 72.6↑ (62.9)
2 MENCHOV, Denis RAB 70.4↓ (73.1)
3 CLEMENT, Stef BTL 70.0↑ (60.0)
4 BARREDO, Carlos QSI 69.7↑ (65.2)
5 GONZALEZ, Santos KGZ 69.3→ (68.6)
6 EVANS, Cadel PRL 69.1→ (68.4)
7 MCCARTNEY, Jason DSC 68.0↓ (70.3)
8 KARPETS, Vladimir GCE 67.8→ (66.9)
9 MONFORT, Maxime COF 67.4↑ (65.4)
10 HANSEN, Adam TMO 66.3↑ (21.2)

66 ISASI, Inaki EUS 49.7↓ (55.3)

71 GOMEZ MARCHANTE,J.Angel SDV 49.1↓ (51.7)

115 HORNER, Christopher PRL 41.3↓ (51.0)

123 GOMEZ GOMEZ, Angel SDV 40.2→ (40.6)

-----------------------------------------------------
Vuelta第20ステージ偏差値ALL(注:pdf)

上記抜粋表はプロローグ時の偏差値も掲載している。

・エヴァンスはプロローグ並の走破力だがサンチェスの頑張りにやられた
・メンショフは若干落とすもかなり強い
・クレメントというJR四国のホテルみたいな選手が伸びてるので今後注目
・カルペツも地味に良い
・イサシはそつなくTTをこなす
・ゴメゴメクラブは総じて平均かそれ以下


さて、
次に"スーパー"サンチェスという呼称について検証しよう。
過去のレースと今回のステージでどの程度成績の上昇が見られるか確認。
急激な上昇がみられる場合は"スーパー"の称号を授けてもよいと思うわけだが。

とりあえずミラーと比較してみよう。
他意はない。
彼は平地でも山岳でもそこそこの順位を出すので指標として便利なのだ。

ミラーとサンチェスのTT偏差値推移比較


あと折角なので、メンショフも。

サンチェスとメンショフのTT偏差値比較


どうだろう。
サンチェスの出場レースが少ないのであれだが、概ね偏差値60辺り(順位でいうと10位前後)で推移している。
結構いいじゃないの。エウスカルテルのくせに(←ひどい)TTをこなせている。
新世代か。

ともかくこのTTの素質+スペインホームで頑張っちゃったバイアスで偏差値70越え、ステージ勝利と相成った次第。

偏差値で10程度の変動というのは上記グラフでも判るとおりよくある事なので、この程度でスーパーを付けるのは不適切だろう。
(これでスーパー付けちゃったらカンチェラーラなんてどうするよ、超スーパーカンチェラーラ?って事になる)

☆結論
特に称号を付ける必要は無い


というか定義がないから安直にスーパーを付けてしまう訳で、
そろそろ"スーパー"について定義付けするべきじゃないだろうか?


ちょっと考えてみた。


サイクルロードレースにおけるスーパーの定義(novyasunskyによる、2007)

・グランツールにおいて適用されるものとする
・上り下りは問わないが坂を得意とする
・通常時のTTは平均かそれ以下の成績である
・総合成績において概ね10位以上に位置する
・ステージ優勝を1度はかざる
・後半のTTにおいて平時のTT偏差値から15以上跳ね上がる


カンチェはリジェクト出来るしラスムッセンはこの定義にあてはまるのだがランディスがしっくりこない。
だめだもう少し練った方がよい。
誰か考えてくれないかなぁ。

スーパーの名を授かった選手はいずれドーピングスキャンダルで追放される、とかそういう悪い冗談は無しの方向でお願いします。
2007/09/26 00:55 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2007年09月02日

UCIの例の誓約書にサインした選手(Team別)0901版

早晩こんな無意味な書類は消えると思うと書いたが、どうもUCIは本気のようだ。
書類のフォーマットが変更されU23選手とWomenも追加されている。
例の宣誓書[uci.ch]

これまでの署名提出模様は以下の記事を参照。

0630版
0702版
0703版
0704版
0705版
0706版
0801版

さて、9月1日の集計。

データはUCIの署名済み選手一覧[uci.ch]から取得。
9/1 23:00(JST)のもの。

グラフはプロコンチは省きProTeam選手のみで、スタッフも省略している。
また、署名騒動の前に解雇されたバッソとゴンチャールも省いている。

UCIの例の誓約書に署名した選手(Team別)0901版

全員署名済みのチームは+2、以下の通り
・T-Mobile
・クレディ・アグリコル
・Ag2r
・FDJ
・コフィディス
・プレディクトール・ロット
・ゲロルシュタイナー
・ラボバンク
・ミルラム
・ブイグテレコム
・Team CSC
・Discovery Channel New!
・Liquigas New!

8/1比+39名でTotal541名。全選手中で署名した割合は96.1%。

重箱の隅
サウニエル所属選手の国名誤りは相変わらず。
・Raivis Belohvosciks (LET)←正しくは(LAT)

あと、Skil-ShimanoのStaff名。
・Hisafumi Himanishi (JPN)
これはおそらく今西コーチ。"ひまにし"て。


今回は、プロコンチも押さえておこう。
8/1付で署名選手がいたのが以下のチーム
・Agritubel
・Barloworld
・Karpin Galicia
・Relax Gam
・Team Slipstream

9/1時点で7チーム増えている。
・DFL-Cyclingnews-Litespeed
・Elkhaus-Simplon
・Navigators Insurance Cycling Team
・Skil-Shimano
・Team L.P.R.
・Team Volksbank
・Tinkoff Credit Systems

Relax GamとSkil-ShimanoとTeam Slipstreamは全員署名済み。
驚くべきことにSkil-Shimanoは研修生も署名済みだ。

Tinkoffで1名サインしているのが、現在干されているダニーロ・ホンド。
高度なエスプリか復帰のための下地作りか。
2007/09/02 02:41 | カテゴリ: レース解析 | コメント(4) | TrackBack(0)

2007年08月24日

エネコツアー2007 プロローグを解析

ヒストグラムファンの皆様こんばんは。
今回はエネコツアー プロローグを観察しましょう。

ENECO Tour 2007 - Prologue
基本情報

距離: 5.1km
Average: 06:34.555
σ: 00:12.468
有効人数:164人
コースマップ[sport.be]
リザルト[sport.be]

直角コーナーの多いオーソドックスなプロローグコース。

ヒストグラムは以下の通り。

2007_ENECO_Tour_Prologue_hist.png

で、偏差値。

N. Name TEAM TT偏差値
-----------------------------------------------
1 Michiel Elijzen COF 70.5
2 Juan Antonio Flecha Giannoni RAB 69.7
3 Johan Van Summeren PRL 68.9
4 Tyler Farrar COF 68.1
5 Nick Nuyens COF 66.5
6 Servais Knaven TMO 64.9
7 Rik Verbrugghe COF 64.9
8 Leon Van Bon RAB 64.9
9 Enrico Gasparotto LIQ 64.1
10 Thomas Dekker RAB 64.1

16 David Millar SDV 61.7

87 Fumiyuki Beppu DSC 51.2

98 Markus Zberg GST 49.6

132 Thor Hushovd C.A 42.4

153 Robbie McEwen PRL 32.8
-----------------------------------------------
プロローグ偏差値ALL(注:pdf)

別府fumyの着順は中央値より後ろなのだが、正規分布の裾が右に流れているので偏差値は50オーバーとなっている。

ProTourRaceの場合、出場選手の力量は概ね揃っているので一般的に美しい正規分布となる。
(力の差がひどく現れる山岳TTは除く)
そうならない場合は何かある。例えば風向きが変わったとか途中で雨降ってきたとか。こういった事象がグラフに出てくるところが面白い。

今回は途中で雨が降ってきた事が原因のようだ。


以下箇条書きで
・超人カンチェラーラがいないので偏差値70.5で優勝
・意外とガスパロットTTに強い
・デッケルはもう少しでける子だと思っていたが
・ミラーは雨に泣く
・ハス、じゃないフースホフト沈む
・マキュアンやる気無し
・ストリーミング放送きれい

あといい加減タイラーに脊髄反射するのはやめたいと思う。
大体彼はTinkoffだ。
2007/08/24 03:46 | カテゴリ: レース解析 | コメント(2) | TrackBack(0)

2007年08月19日

Unibet.comの憂鬱(0819改定版)

ヴァッテンフォール・サイクラシックス前にWRC見てる。
おーグロンホルムの車[wrc.com]がリクイガスだ(←違います)

WRCは昔テレビ東京の軽妙な解説が好きで見てたのだけれども最近見なくなった。
CSの解説は別の人みたい、これはこれで楽しいが。
しかしJ SPORTSは何でも拾っていくな。救世主か。

さて、
Fumyのページ[fumy.jp]にサイクラシックスのスタートリストが出ていた。
VCスタートリスト[vattenfall-cyclassics.de]PDF注意
日本人選手は別府(131)品川(216)廣瀬(217)の3名。楽しみ。

アスタナは空欄、ユニベットは参加、プロコンチはヴィーゼンホフとスキル・シマノという事で参戦率グラフを更新しよう。誤差みたいなものだけど。

ProTour参戦率(0819改定)

未来の事象であるエネコツアーとブエルタについてはまだ逆転があるかもという事で薄い色とした。

加えて、コフィディスだって何レースか出ていないじゃないかとつっこみが入りそうなのでグラフに追加してある。

結果、
Unibet.comのProTour参戦率は37%(+1%)。

ツール途中退場の誤りを訂正した結果以下2チームが変動。
コフィディス:97%(-3%)
アスタナ:68%(-4%)

まぁユニベットに比べたら誤差みたいなものです。
2007/08/19 21:17 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2007年08月16日

Unibet.comの憂鬱(改訂版)

先日、Unibet.comの虐げられっぷりを計算してから動きがあった。

アスタナがブエルタ不参加、及びエネコツアーの参加リスト[sport.be]が発表、の2項目。
これらの事項を反映させてみよう。
以下グラフ。

ProTour参戦率(8月版)

なお未来の事象、具体的にはエネコツアーとブエルタについては不確定要素という事で薄い色とした。
また、ヴァッテンフォール・サイクラシックスについては計算に含まれていない。スタートリストがどこ探しても見つからなかったんだよ。まぁワンデーだし大勢に影響はない。

結果、
Unibet.comのProTour参戦率は36%となった。
エネコツアーにより+4%。
やったねProTourレースの1/3は出られたよ。

もしブエルタに参加できれば過半数のレースに出る計算となる。
何とかなりませんかね>主催者さん

…まぁ無理だろうな。世知辛い世の中ですね。
2007/08/16 01:28 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2007年08月11日

Unibet.comの憂鬱

ユニベットの来季が不透明という話だ。
今度はユニベットが継続するかどうかを考える[mas.ciclismo小ネタ通信]

グランツール3つ全て外されてしまったら、スポンサーとしてはやってられないだろう。

さて現在までに、ユニベットはどれくらいのレースに参加できたのだろうか?
集計してみた。
いや、本当は冬に集計しようと思ってたのだけど...。

パリ〜ニースからブエルタまでのステージ数を単純に合計して参戦率を求めた。
グランツールだからといって重みづけは特に行っていない。

以下グラフ。

2007年度チーム参戦率

リジェクトされたユニベットとアスタナ、そしてプロコンチについて計算している。

結果、ユニベットは32%。
他のプロコンチがグランツールに出てこの参加率なのだから善戦とも言えなくは無い。

いやいやそうじゃない。そんなエスプリはいらん。
ProTeamになったら出られるはずであったレースのたった3割しか出られていないのだ。
ひどい虐げられっぷりだ。撤退を考えるのも無理はない。

UCI辺り訴えられるのではないだろうか、大丈夫かしら。
2007/08/11 23:54 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2007年08月10日

スイス人のProTourにおける参加割合について8月版

ProTeamに所属するスイス人の実効レートを計算の8月版。
Pro選手中にスイス人が占める割合/各レースの参加率、を求める。

前回の集計はツール・ド・スイスまで。
スイス人のProTourにおける参加割合について

ツール・ド・フランス、クラシカ・サン・セバスチャン、ドイツ・ツアーの3レースを追加した。
以下グラフ。

スイス人のProTour参加率

ドイツ・ツアーで137%と若干増えてるがやはりツール・ド・スイスが高い。

あとはチューリッヒ選手権でどう変動するかだが、今年は開催できるんだっけ?
2007/08/10 01:06 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2007年08月01日

UCIの例の誓約書にサインした選手(Team別)0801版

例の誓約書に何ら抑止力の無いことが判明した今、早晩こんな無意味な書類は消えると思うが一応集計をする。

これまでの署名提出模様は以下の記事を参照。
ラスムッセンが最後までゴネたりしている。

0630版
0702版
0703版
0704版
0705版
0706版

さて、本日の集計結果。

データはUCIの署名済み選手一覧[uci.ch]から取得。
8/1 0:02(JST)のもの。

この1ヶ月の間に、USのTeam Slipstreamが追加されている。
また、選手のみならずスタッフも署名している模様。

以下のグラフはプロコンチは省きProTeamのみで描いている。

UCIの例の誓約書に署名した選手(Team別)0801版


全員署名済みのチームは+2、以下の通り
・T-Mobile
・クレディ・アグリコル
・Ag2r
・コフィディス
・プレディクトール・ロット
・ゲロルシュタイナー
・ラボバンク
・ミルラム
・ブイグテレコム new!
・Team CSC new!

サウニエルの誤植、選手名の重複は解決したが国名の誤りは相変わらず。
・Raivis Belohvosciks (LET)←正しくは(LAT)

7/6比+68名でTotal 524名。全選手中で署名した割合は93.1%。
あー干された選手が増えたんだよな...。このパーセンテージは目安程度に考えてください。
2007/08/01 01:53 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2007年07月12日

2007ツール・ド・フランス第1ステージ 逃げを可視化する

ツール・ド・フランス第1ステージの録画を眺めながら、何となく逃げと集団の時間差をテキストメモに残していた。我ながら暇な事をしていたと思う。

でまぁ、これで何とか逃げを可視化出来んものかとダイヤグラムとか描いてみたり色々いじっていたのだけれども、安直に時間差をプロットしたらそれなりに見られるものになったのでここに残すものとする。
キャッチーな言い方をすると見える化だね。

なお、第1ステージである事に理由はない。
べ、別にミラーが気になるからってわけじゃないんだから。

…以下グラフ。
縦軸が逃げと集団の時間差で、横軸距離。

2007 Tour de France etape1 Escape vs Grupet


逃げが決まる
 ↓
集団との時間差拡大
 ↓
ある程度で安定
 ↓
中盤から詰められる
 ↓
終盤で追いつかれる
 ↓
ダメ元で悪あがき
 ↓
捕まる
 ↓
マキュアン信じられない!

という一連のフローが見て取れる。
そして集団が逃げを捕まえる際の指標としてよく話に出る、10kmで1分という事が正しかったのだという事が判る。

データとしては大体3kmステップで記録しているが、倍くらい荒くても問題ないと思う。そもそも中継に表示されるデータがどの位の精度かわからないんだからあんまり細かく取っても。

逃げと集団の時間差が分かれば作成できる訳で、これはすべてのレースに適用可能な可視化手法だと思う。
だがそもそもこれが面白いかどうかについては判断しかねる。
2007/07/12 02:26 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2007年07月10日

なんとかしてミラーを表彰台に上げられないか検討 - 反省会

第1ステージだった。
買い物から帰ってきたらミラーがTTをしていた。
悪い冗談かと思って中継を見ていのだが途中で眠ってしまって肝心のゴールを見逃した。
おーマキュアン勝ったのか。え、ミラー山岳王になっちゃったの?

まぁ寝ちゃったので反省会を開けなかった訳なのだが、責任を持ってプロローグのデータを見直そう。
先日の記事の最後に、"カンチェの日ではない"と言い切った事を謹んで撤回しつつ、解析。

データは例によって公式サイト[letour.fr]から入手、偏差値を出した。

基本情報

距離: 7.9km
Average: 09:47.164
σ: 00:16.141
有効人数:189人

ヒストグラムは面倒なので無し。以下に偏差値を示す。
N.  Name                Team   Con  TT偏差値
1 CANCELLARA Fabian CSC Sui 85.4 ←ちょwww!
2 KLÖDEN Andréas AST Ger 77.4
3 HINCAPIE George DSC USA 71.2
4 WIGGINS Bradley COF GBr 71.2
5 GUSEV Vladimir DSC Rus 69.9
6 KARPETS Vladimir GCE Rus 69.3
7 VINOKOUROV Alexandre AST Kaz 66.8
8 DEKKER Thomas RAB Ned 66.2
9 QUINZIATO Manuel LIQ Ita 65.6
10 VAUGRENARD Benoît FDJ Fra 65.6
11 ZABRISKIE David CSC USA 65.6

13 MILLAR David SDV GBr 65.0

20 ROGERS Michael TMO Aus 62.5
ミラー13位…
これを基にミラーとカンチェラーラの比較を行う。
以下グラフを参照。

ツール・ド・フランス プロローグ後のミラーとカンチェラーラTT偏差値比較

グラフ描いてプロットが消えたのであせったが、85を振り切ったのな。
カンチェラーラ見事TT偏差値85.4!
つか普通偏差値85なんて出ないです。
今までは大体偏差値70以上が勝利条件だったのに…飛びすぎ。

カンチェラーラ、TDSのプロローグでもぶっちぎりの強さを見せたが、そのときより凄い。
一応他の人の名誉のために言うておくと決して皆が軟弱という訳ではなくって、例えばクレーデンは偏差値77.4、世が世であればクレーデンがぶっちぎりの勝利でなのです。

さてカンチェ。
TDSのプロローグ時に見せた強さはツール・ド・フランスでも見事爆発!
あの強さはホーム開催による一過性のものでは無かった。
これが世界一だと言わんばかりの圧倒的な強さ、もう圧巻。

一方ミラー…。
悪くはないけどドーフィネ程度の成績。
仮にパリ-ニースの頃の力が戻り、これに加えてホーム開催だから頑張っちゃったバイアス+10としてもカンチェには遠く及ばなかったと言える。

☆まとめ
・6個程度のデータからの判断はやっぱ無茶
・ミラーの体調はドーフィネ並でそれ以上でも以下でもない
・ホーム開催バイアスかからず
・カンチェの日だった

もうカンチェラーラは凄すぎる。
TDSのプロローグ以来何かに目覚めてしまったかのようだ。
ずっと偏差値75以上で推移している。
あ、これはドラゴンボールに例えるならば、サイヤ人→スーパーサイヤ人ではないか?

ここにカンチェラーラ=スーパーサイヤ人説を提唱したい。
そりゃヤムチャには勝てっこないす。
2007/07/10 00:55 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2007年07月07日

なんとかしてミラーを表彰台にあげられないか検討

ツール・ド・フランスが始まった。
今年のプロローグはロンドン中心部、そしてイギリスと言えばミラーだ。

ミラーマン、パリ-ニースで勝ったものの最近調子が悪い。
なんとか勝てないか、他の代表的な選手と比較しつつ勝利条件を探そう(横目でJ SPORTS見ながら)。

なお、使用するデータは各主催から引っ張ってきた物を基にうちで計算したTT偏差値を使用しグラフ化している。


まずは、ミラーの成績から。

ミラーのTT偏差値推移

偏差値70を超える事がおおむね勝利条件となる。
パリ-ニースで勝利をつかんだもののその後2レースで偏差値60を割り込む。厳しい日々が続いたがドーフィネでは何とか偏差値65まで戻してきた。
上り調子といえなくもないよね?
まだ勝利の目はある。

ちなみに偏差値65程度だと10位くらいに沈んでしまう。


# 以下延々と比較が続きます
# 8選手続きます
# 長いので注意


次、ミラーvsシューマッハ。

ミラーvsシューマッハTT偏差値推移

シューはティレノ・アドリアティコで勝ってる。
見てわかるとおり大体偏差値70を超えれば勝ち。
…ツールの調整であるところのTDSで調子を上げてきている。
まずいなぁ。

次、サボルデッリ。

ミラーvsサボやんTT偏差値推移

サボルデッリはロマンディ プロローグ勝利。要注意だ。
St.5もよさそうだがディッケルに偏差値0.9差で負けている。
グラフに無いがジロも勝ってたりするので安定して強いと言える。
ピーク性能を今日発揮されるとミラー危ういなぁ。
あれ、勝利が遠のいてきた?


次、ディッケル。

ミラーvsディッケルTT偏差値推移

ディッケルはロマンディのSt.5 TTで勝っている。
ばらつきが大きく判断に悩む。
ロマンディとTDSの傾向を見るにプロローグよりもTTを得意とするタイプのようだ。彼は大丈夫だろう。


次、メンショフ。

ミラーvsメンショフTT偏差値推移

カタルーニャ一周で勝っている。これは山岳TT。
ドーフィネ et.3も悪くないがこれも山がちなのでかれは山TT系とみた。今日は無いな。


次、ウィギンス。

ミラーvsウィギンスTT偏差値推移

ドーフィネプロローグを制しています。
あぁかわいそうミラーはぶっちぎられています。

元々トラック選手という話。
これについてはカタルーニャ一周とドーフィネ et.3という山あるいは山がちTTで弱い事からも判断できる。

平坦に強い典型的なプロローグハンター。
そしてイギリス人。おお、ミラー危うしだ。

あ、AFPBBに記事があった。
ウィギンス 地元開催のプロローグ優勝へ自信

しかし、希望が無い訳ではない。
ピークの偏差値においてはミラーとそう差はないのだから。
ミラーが本気を出せば勝てない相手ではない。


次、ヴィノクロフ

ミラーvsヴィノクロフTT偏差値推移

ヴィノはドーフィネ et.3で勝っている。
前述のウィギンスとは逆にカタルーニャ一周でも良い成績。
TTにかんしては平坦系より山系と言えるのではないだろうか。


次、カルペツ

ミラーvsTTカルペツ偏差値推移

彼はTTを制していないがおっさん顔なので検討する。
TDSのプロローグは調子が悪かった様だが最終ステージで上げてきている。
注意だけど勝つまでは至らないんじゃないか?


最後、カンチェラーラ。

ミラーvsカンチェラーラTT偏差値推移

TDSのプロローグと最終ステージを占めた。

ホームとはいえ偏差値80は異常な強さ。
決してほかの選手が弱い訳ではないのだがぶっちぎった。

ただまぁ下げているところを希望的にとれば今日は無い。


独断的まとめ
・シューマッハがいい位置に来るかもしれない
・サヴォルデッリ対抗
・ウィギンスはもっとも恐るべき存在
・カンチェの日ではない

ここで希望は、カンチェラーラがホーム開催のTDSで劇的な向上をみせたという事。
ティレノ・アドリアティコの59.7から80.9実に+21.2だ。
まぁTTチャンプであるから偏差値70が定常状態としてもホーム開催の入れ込みで+10だ。

よって、ミラーが勝てる条件は、
・本日の体調が良い
・カンチェの様なホーム開催バイアスがかかる

この2条件が満たされた場合ミラーにも勝機がある。
現在00:45分さぁ見よう見よう。
2007/07/07 23:02 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

UCIの例の誓約書にサインした選手(Team別)0706版

☆署名騒動これまでの経緯☆
ドーピングに業を煮やしたUCI、クスリがばれたら2年の出場停止に加えて1年間の給料没収しても文句言いませんという書類にサインしろよ、という宣誓書政策を発表。
日頃犬猿の仲であるASOも珍しく共闘し署名しないとツール・ド・フランスに出さないと圧力をかける。
AFP BBの記事

しかしこの強権発動に反対する者多数。

ドイツ勢ととC.Aは早くから署名提出する一方、ラボバンク、クイックステップ、CSCはチーム一丸で反対。
しかし、ラボバンクは陥落。残るはクイックステップとCSCのみ。
ツールは明日、どうするどうなる。

チーム毎にばらつきの見える署名提出模様は以下記事を参照

0630版
0702版
0703版
0704版
0705版

さて、本日の集計結果。

データはUCIの署名済み選手一覧[uci.ch]から取得。
7/6 23:59頃のもの。
何とか今日中に帰ってこれたーよ。

例によってプロコンチは省く。あくまでProTeamのみとする。

以下グラフ。

UCIの例の誓約書に署名した選手(Team別)0706版

QuickStepとTeam CSCがかたくなに反対の姿勢だった訳だがさすがにツールに出ない訳にもいかず署名提出。
そしてラボバンクの残り、ラスムッセンとオスカル・フレイレも署名提出。

QuickStepは9名のみという辺りがなんとも往生際悪、いや未だに反対の姿勢を現わしている。
よく見るとツールのスタートリスト正登録のVAN IMPE Kévinがいない代わりに Sébastien Rosselerが署名提出している。

なお、
全員署名済みのチームは+3、以下の通り
・T-Mobile
・クレディ・アグリコル
・Ag2r
・コフィディス
・プレディクトール・ロット
・ゲロルシュタイナー new!
・ラボバンク new!
・ミルラム new!

サウニエルの重箱の隅は変わらず。誰か教えたれよ。
・Raivis Belohvosciks (LET)←正しくは(LAT)
・Christophe Rinero (FRA)←2人いる

いやしかし今日も増えた。
前日比+59名でTotal456名。全選手中で署名した割合は81.0%。
DSCの別府fumyも提出。

結局QSIとCSCが署名提出したのでUnibet.comのまさかの逆転出場はなくなった。
まぁありえないとは思ってましたが。

さ、いよいよツール・ド・フランスです。
こんなん作ってる場合ではないですよという訳で署名集計これでおしまい。
2007/07/07 01:53 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2007年07月06日

UCIの例の誓約書にサインした選手(Team別)0705版

これまでの集計状況
0630版
0702版
0703版
0704版

今日も例のドーピングしませんよ誓約書に署名する選手が増えている。

データはUCIの署名済み選手一覧[uci.ch]から取得。
7/5 23:30頃のもの。

例によってプロコンチは省く。あくまでProTeamのみとする。

以下グラフ。

UCIの例の誓約書に署名した選手(Team別)0705版


ラボバンクが我慢の限界、大量署名の動き。
しかしラスムッセンがいません。

受難のユニベットは+1名。

全員署名済みのチームは増えず、以下の通り
・T-Mobile
・クレディ・アグリコル
・Ag2r
・コフィディス
・プレディクトール・ロット


そして、サウニエルの重箱の隅は変わらず。
・Raivis Belohvosciks (LET)←正しくは(LAT)
・Christophe Rinero (FRA)←2人いる

いやしかし今日も増えた。
前日比+33名でTotal397名。全選手中で署名した割合は70.6%。

しかし、クイックステップ、CSCは未だ動きなし。
この踏ん張りがいつまで続くか。
そしてASOはどこまで強硬か。
2007/07/06 00:09 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2007年07月05日

UCIの例の誓約書にサインした選手(Team別)0704版

これまでの集計状況
0630版
0702版
0703版

今日も例のドーピングしませんよ誓約書に署名する選手が増えている。さっそく集計しよう。

データはUCIの署名済み選手一覧[uci.ch]から取得。
7/4 23:30頃のもの。

例によってプロコンチは省く。あくまでProTeamのみとする。
おお、アグリチュベルとバルロワールドに加えてレラックスGAMとカルピン・ガリシアが追加されている。
ブエルタも宣誓書無しには走らせないという意向か。
あれ、レラックスってブエルタ弾かれたんじゃなかったっけ?

以下グラフ。

UCIの例の誓約書に署名した選手(Team別)0704版

大きな動きとしては、受難のユニベットからも署名者が現れた。
Michal Golas (POL)
まだ1人だけだけど、チームオーダーが変わった?

また、ブーブー文句言うてた毛ガニのバルベルデ署名。
スペイン勢もツール前にきて署名しない訳にいかなくなったか。

そして全員署名済みのチームは、T-Mobile、クレディ・アグリコル、Ag2rに加えてコフィディス、プレディクトール・ロットの2チームが加わる。

サウニエル・デュバルは残り2名
・GIL PEREZ Koldo (ESP)
・MAZUR Peter (POL)

あとサウニエルで重箱の隅発見。
Raivis Belohvosciks (LET)

UCI登録[uci.ch]によるとこの人はラトビア人なので国名表記は(LAT)となるべきです。
例によって、さそさんちデータベースを眺めてみると、ラトビアの2007TTチャンプですって。
ライヴィス・ベロフォシクス[voiturebalai.com]

話がそれた。
あと、
Christophe Rinero (FRA)が2人いる。
UCIにしては珍しいポカミス、かなり慌てている様子がうかがえる。

いやしかし今日も増えた。
前日比+39名でTotal364名なので全選手中で署名したのは64.7%。

しかしクイックステップ、ラボバンク、CSC、相変わらず0名。
ASOが頑なに署名済み選手しか出さないとしたら案外ユニベットの日がくるかもだ。
いやぁそれはない、と言い切れないところが何ともかんとも。
2007/07/05 01:15 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)

2007年07月04日

UCIの例の誓約書にサインした選手(Team別)0703版

連日、UCIの例の誓約書というか宣誓書にサインした選手を集計している訳だが、今日もえらい勢いで増えている雰囲気だ。
さっそく集計しよう。

データはUCIの署名済み選手一覧[uci.ch]から取得。
7/3 23:30頃のもの。

例によってアグリチュベルとバルロワールドのプロコンチ2チームは省いた。
あくまでProTeamのみ。

以下グラフ。

UCIの例の誓約書に署名した選手(Team別)0703版

昨日まで0名だったプレディクトール・ロットが大量に宣誓書提出。

そしてゴンチャール亡きT-Mobile、クレディ・アグリコルに加えてAg2rも全員署名済みとなる。

ブイグ・テレコムは、LE BOULANGER Yoann (FRA) を残すのみ。

今日は増えた、Totalで325名なので全選手中で署名したのは57.7%。
半数以上の選手が署名した事になる。

しかしクイックステップ、ラボバンク、CSC、ユニベットは相変わらず0名。
ユニベットはツールに出られないから意地でも署名しないにしても残りのチームはどうしたんだろう。
2007/07/04 01:06 | カテゴリ: レース解析 | コメント(0) | TrackBack(0)