2018年02月25日

スピードスケート チームパシュート女子

平昌オリンピック スピードスケート チームパシュート女子が面白かった。
(PURSUIT: 自転車ではパーシュートとの表記が多い)
周回競技は自転車のトラックレースや、タイムトライアルの様であった。
データを眺めてみる。

データはオリンピック公式サイトに上がっている。
[olympic.org]

2~12Lapの平均とσは次の通り。
1Lap目はスタートからの加速が入るので除外した。

Avg.(2~12Lap) σ(2~12Lap) max-min(2~12Lap)
[sec.] [sec.] [sec.]
Japan 14.16 0.33 0.91
Netherlands 14.30 0.53 1.42
USA 14.60 0.80 2.48
Canada 14.56 0.26 0.93
China 14.66 0.58 1.75
Germany 15.04 0.66 2.10
Poland 14.93 0.54 1.62
Korea 15.24 0.12 0.48

各ラップの速度は次の様になる。
スピードスケート チームパシュート女子 結果

日本は1位を獲ったので当然平均速度も速いのだが、次の点が優れている。
・スタートの加速がよい(1番目)
・速度のばらつきも小さい(韓国、カナダに次いで3番目)

スタートから数周で速度のピークを迎えその後落ち始めるが、その落ち込み幅が小さい。
高速度を安定して保てるというのはチーム練習の賜物であろう。

なお、韓国が特異に速度が低いのはチーム内紛が起きたせいである。
最高速度が50km/hに唯一届いていない一方周回のペースが最後まで47km/hと高速域で安定している事から地力があるのはデータからも見て取れる。
頂点の舞台で力を出せなかったのは無念であろうと思う、チーム競技の難しさである。

スケート競技でいうとマススタートも面白い競技であった。
ロードレースのゴールスプリントを彷彿とさせる位置取り争いが素晴らしかった。

*追記
NHKのサイトに団体女子パシュートのVR映像があった。これはすごい。
速度を保つ秘訣は先頭交代の早さにあったのだな。
360度で見よ一糸乱れぬスケーティング!女子団体パシュート NHK VR[nhk.or.jp]
 
 




2018/02/25 22:39 | カテゴリ: レース解析