2017年03月26日

AVRISP mkII cloneを3.3V化


以前、AtmelのAT90USB162でAVRISP mkII clone boardを作成したのだが、UCAP端子の存在がよくわからなかった。
気になったので仕様書を読んでみたら面白いことが分かった。
AT90USB162はレギュレータを内蔵しているのである。

ブロック図を見ると一目瞭然。
右側にレギュレータがいる。
AT90USB82/162 Figure 2-1.Block Diagram
AT90USB82_162 - Complete Datasheet_doc7707.pdf、Figure 2-1. Block Diagramに加筆。

UCAPの1uFはレギュレータ用であった。
そしてこの出力を用いてマイコンを動作させることが出来る、とある。

これが5V動作時。
USBの5VをVCCとAVCCに供給している。
作ったのもこの例に従っている。
AT90USB82/162 Power Distribution Figure7-1. 5V configuration
AT90USB82_162 - Complete Datasheet_doc7707.pdf、Figure7-1. 5V configuration より引用。

そしてこれが内蔵レギュレータ出力を用いた3.3V動作時の接続。
UVCCのみUSB 5Vで、VCCとAVCCはUCAPの出力を供給している。
AT90USB82/162 Power Distribution Figure7-2. 5V 3.3V configuration
AT90USB82_162 - Complete Datasheet_doc7707.pdf、Figure7-2. 5V 3.3V configuration より引用。

マイコンを3.3V動作させれば出力も自ずと3.3Vとなる。
AVRISP mkII cloneの作例でレギュレータとレベルシフタを追加して3.3V化というのをよく見るが、そんなものは不要なのである。

という事でAVRISP mkII clone 3.3V化の回路図。
AVRISPmkIIClone_rev2.png
AVRISPmkIIClone_rev2.pdf


ヘッダピン立てて電源接続を変えれば5V/3.3V切り替え式となる。
これはよい。

余談であるが、ATmega32u4もレギュレータ内蔵である。
これからはちょっとだけ3.3Vが欲しい場合、部品を増やさずにUCAP出力を拝借しよう。
ATmega16U4/32U4 Figure 2-1.Block Diagram
Atmel-7766-8-bit-AVR-ATmega16U4-32U4_Datasheet.pdf、Figure 2-1.Block Diagramに加筆。


【参考】
AT90USB82/162 - Complete Datasheet[microchip.com] *PDF
ATmega16U4/32U4 - Complete Datasheet[microchip.com] *PDF

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2017/03/26 17:59 | カテゴリ: 特殊工作部