2016年06月17日

ボルジオン(5)

梅丹本舗の件、確定検査の結果が出ている。
【重要なお知らせ】弊社製品からWADA禁止物質の含有が確認された件について(続報)|Meitan | 梅丹本舗[meitanhonpo.jp]

梅肉エキスに含有されるボルジオンの量は、10〜20ng/gであるとの事。
スクリーニングテストの時点では1g当たり0.00005mg(=50ng)であったので、半分以下の数値で確定したという事になる。スクリーニングはもっと荒い測定かと思っていたが割と精度が良い値を出すものだ。

さて、今後の方針で注目すべき点が2つある。
一つは、WADA禁止物質を含有しないタイプの開発を着手という点。

「1,4-androstadiene-3,17-dione(1,4-アンドロスタジエン-3,17-ジオン)は、蛋白同化ステロイドの一種で、自然界にも普通に存在しています。」(*lcg_wada03.pdf 2016/04/08)との事であり、この物質を含まないとなると原料から自然由来の物質を排除した100%化学合成という事になる。
が、そんなもの喜ぶのはオートバイ乗り位で健康食品としては売れなさそうである。
現実的には、ボルジオン(2)の末尾で書いた様に、余計な物質を除去する工程を追加する事になるのだろう。出荷検査で除外という方法は検査に時間がかかる場合適用が難しい。

もう一点は、毎年検査を実施して結果を公表するという点。
これはJADA認定が取れなかった事に対する苦肉の策なのであろうが、実に素晴らしい対応である。

ISOだろうが計測器だろうが1度認定が通ったらそれっきりという事はなく定期的に監査が行われる。
JADA認定サプリメントのページには認定商品一覧のみで定期検査の実績は無い。
特に検査は行われていないようである。品質保持の責任は製造元にあるのでJADAは責任を負わないという姿勢なのだろうか?とても雑である。自信を持って認定を出したのであれば定期検査した方がよいと思う。

話がそれた、まとめる。
梅丹本舗は禁止薬物発覚以降の素早い対応、報道姿勢は褒められるべきであろう。
今回の方針も鋭いものがある。コスト増となり大変であるが、何とか頑張って頂きたいものである。

【ボルジオン関連記事】
ボルジオン (発覚時点での記事)
ボルジオン(2)(ドーピング検査にひっかからないか検討)
ボルジオン(3)(スポーツ報知にすっぱ抜かれた件)
ボルジオン(4)(反省会)
 

 
 
2016/06/17 23:27 | カテゴリ: ロードレース