2016年04月22日

ボルジオン(3)

日経に梅丹本舗の件が出ていて驚いたのだが、そもそもスポーツ報知が大々的に報じた模様。
自転車競技連盟、公式スポンサー商品に禁止薬物 五輪に影響も:日本経済新聞[nikkei.com]
自転車連盟公式サプリから禁止物質ステロイド検出…選手に提供、リオへ混乱必至[hochi.co.jp]
紙面には「梅肉エキスにステロイド」とある。
“1,4-androstadiene-3,17-dione”がスクリーニングテストで見つかったからアスリートの皆様は使用中止してね、というのを非常に素直に表記するとスポーツ報知の様になる。

センセーショナルではあるが内容は分かりやすい。
たんぱく同化ステロイドは筋肉増強作用があり肝機能への負担も増えると効果と副作用を書き、選手のコメントも取り、JCFへ取材を行い「担当者不在」を貰う念のいれよう。
速報ではCyclist[sanspo.com]が頑張ったと思うが、スポーツ報知の記事は立派な調査報道である。

何というか、梅丹のサプリはJADAの承認を受けていないというのが仇となった。
自転車のドーピング検査は世界で最も厳しいと誇るのであれば、スポンサーといえども何らかの対応を取るべきであったのだ。
そういえば4/11に発覚して以降、日本自転車競技連盟JCF[jcf.or.jp]のページには何の注意喚起も無かった。これもよろしくない。
注意喚起は4/21夜になってようやく出た。
PDFに詳細が記載されているかと思いきや梅丹本舗に丸投げの内容である。
(株)梅丹本舗製サプリメント から禁止薬物が確認された件について | 日本自転車競技連盟 WEB SITE[jcf.or.jp]

報知の記事を読むと、4/12に書いた[twitter.com]疑問の内、いくつかが判明した。

Q)JADA認定商品ではないのは何故か
A)社内で検査の必要性を議論していたが、JCFから特に指摘を受けていなかったので野放し

Q)何でわざわざ英国の検査機関LGCに送ったのか
A)国内では対応してくれる検査機関が見つからなかった為

国内で対応する機関がないならJADA公認の5社はどうやって審査を通したのだろうか。
全社海外に投げたの?という話になるわけでよくわからない。
検査機関が店じまいしたのだろうか。


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ボルジオン(2) (ドーピング検査にひっかからないか検討)
 
2016/04/22 00:00 | カテゴリ: ロードレース